災害支援ナースは、被災した方々に適切な看護を提供する役割を担っています。それだけでなく、被災地の医療機関のサポートにも入り、医療スタッフの負担を軽減し、バックアップするのも重要な任務です。
そんな災害支援ナースになるには、4つの要件を満たしている必要があります。1つ目は、5年以上の実務経験年数があることです。災害支援ナースが働く現場は、通常の職場環境よりも劣悪な状態で働く必要があるため、看護職という仕事に慣れた人材が望ましいのです。2つ目は、災害支援ナースになるための研修を受講していること。被災地では、通常の看護業務とは異なる動きで仕事をしなければなりません。現場で臨機応変な対応ができるように、事前にしっかりと研修を受けておく必要があるのです。
3つ目は、所属施設がある際は、その施設の長の承諾が求められます。たとえば、どこかの病院などに所属している看護師の場合、その所属先の代表者の承諾がなければいけません。自分の意志だけで勝手に登録することは不可となっています。そして4つ目は、都道府県看護協会の会員資格を有していることです。登録を行っているのが都道府県看護協会であるため、協会の会員資格は必要となります。
以上の要件を満たすことで、災害支援ナースに登録することが可能になります。災害支援ナースの仕事は、被災地という過酷な現場で行われますが、その分やりがいも大きいものです。興味のある方は、要件をしっかりと満たしたうえで、都道府県看護協会にコンタクトを取るようにしましょう。
最近のコメント